第41回定例会/講師:南野 稔雄

第41回 プレゼン者は、
有限会社南野
南野 稔雄さんです。

今回のプレゼン内容は、

南野さんが経営参画していられる
CVS(コンビニ)・外食産業について
勉強させて頂きました。


レポート報告

 


■経営までの成り行き・・・

南野さんは28歳の時高知に帰郷され、平成10年7月にコンビニ「サンクス」高知夜須店を開始されました。そして現在、コンビニと居酒屋を含む5店舗を経営されています。

ちなみに28歳までは、大阪の大学を卒業後、先物取引業・出版社6年勤務を経て、ハワイやイギリスに留学し・・・最終的に麻疹に感染し強制送還をよぎなくされました。(笑)


■経営を始めて気づいた事・・・

一番悩まれていることは社員教育で、個人の仕事に対する責任感の低さ、商品知識の低さ社員との確執といった内部のことだそうです。

コンビニで例えると、接客の悪さ・従業員による万引き・店長と従業員との確執など、いろいろな内部でのマイナス面があるそうです。

さらには、ここ数年で利便化に伴い新種の作業が要求されるようになりましたが、従業員の商品知識の低さから対応の遅れを招き、クレームにつながるといった悪循環も発生しているそうです。そういった理由から、最近のコンビニでは高校生は雇用しない傾向にあるそうです。

そこで、社員一人一人の意識改革を目的とした『社員会議』を月に一度開いているようです。その内容は、本年度及び当月度の目標・外部講師による講話・各部署ごとの打ち合わせ・試験(この試験というのが驚きで、慶○義塾幼稚園の入試問題等を特種ルートで取り寄せて実施しているそうです!!!)そういった事を実施する事によって、社員としての自覚(モチベーション)を育成しているようです。


■コンビニ業界の将来・・・

現在、セブンイレブン100億・ローソン80億・サークルKサンクス40億というお金を商品開発に投入しており、コンビニ業界は後10年はいけるだろうとおっしゃっていました。


■売上の壁・・・

売上にはそれぞれ、5億の壁・10億の壁・15億の壁があるそうで、その壁を越えるには、
「社長(経営者)としての考え方を変えていく必要がある!」と豪語されていました。

※ 具体的な内容は、直接南野さんにお聞き下さい。


■売れる秘訣・・・

コンビニ本部から指定された商品メニューがあるが、田舎のコンビニで売れる商品と、街のコンビニで売れる商品とではやはり相違がある。そこで、メニューをこっそり変えて、その地域に合ったメニューを提供する
『地域密着型コンビニ』で成功間違いなし!!



■ひらめき・・・

繁盛して客入りが多いほど売上も伸びる。しかし、働く側が社員としての自覚・意識がなければ、その忙しさから疲労・モチベーションの低下により社員が辞めていく。

そこで!社員としての意識が確立するまで、ワザと売上を下げるように仕組むのも経営者として一つの手段である!!
と、南野さんはおっしゃっていました。

 


コンビニエンスストアー・外食産業といった身近にある企業の内容なので、 皆さんの関心が高く
しっかりと聞き入ってました。

質疑応答も、皆さんから色々な意見が出て、その質問にしっかりとお答えになって頂きました。

感 想

今回、書記を担当させて頂いて本当に勉強になりました。

もっといろいろ書こうと思ったのですが、まとめ切れず断念しました。

僕にとって、文章力をつけることがこれからの課題だと感じました。

感想は、南野さんは『経営』というものに興味を持ち、自身がしている事業に魅力を感じ、すごく楽しそうに見えました。

どうも有り難う御座いました。

書記:テクノ防災センター/甲藤




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